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2010年03月14日 (日) | Edit |
4年ぶりに発行となった、ソニークロニクルを買った。歴代のソニー製品の紹介が主な内容で、開発エピソードも少し添えられている。基本的にはカタログ雑誌のような印象なので、よほどのソニー好きにしかお勧めできない一冊である(そもそも本を人に勧めることは滅多にしない)。
DSC03252.jpg
ひーさんとソニーの出会いは、小学校2年生の頃だったと思う。それまでは家にはソニー製品は無かった。親戚が東芝の代理店をしていた関係もあって、東芝製品が多かった。その頃、夕方に「楽しいのりもの百科」という5分くらいの番組をやっていて、その番組のスポンサーがソニーだった。(Wiki) 毎日のように、いろいろな乗り物を紹介してくれるという、それはわくわくするような番組だったように思う。その番組の最後にイラストコーナーというのがあって、そこへスペースシャトルの絵を送ったところ、採用されてしまったのだ。

カラーのサインペンを使った作品で、自分としては非常に不本意な作品であったのだが、何せ葉書にじかに絵を描かなければならない、という制約があったため、水彩は諦めてサインペンで描いたように思う。それがたまたま採用されたわけだけれど、よくよく考えてみると平日は毎日放送されていたように思うので、結構な確率で採用されていたはずである。それでも、自分の描いた絵がテレビに映るというのは、なかなか体験できないことだ、とその時は感じた。ただそのときの衝撃があまりにも大きかったせいか、その後雑誌とか新聞に自分の姿が載っても、あまり新鮮味を感じなくなってしまったように思われる。

話が脱線したが、そこで賞品としていただいたのが、ソニー製のカセットレコーダーだった。ラジオも聞けるし、録音もできるという、いわゆるラジカセというやつなのだが、非常にコンパクトでスタイリッシュなものだった。マイクをつないでテレビの音楽や自分で弾いた曲を録音しまくっていたように思う。

その後、父親がカラオケセットと交換してきたのが、なんと初代ディスクマンだった。買うとかなり高価なものだったと思うが、手放した人もなかなか勇気のあることをするものだとその時は感じた。初めてCDを入れて再生ボタンを押したときは、何度もシークをするだけでなかなか再生できず、ガッカリした。確か5回に1回くらいは再生できたように思う。なんとも初期の製品にありがちな挙動である。それでも初めて耳にするCDの音はすばらしく、長い間愛用していた。

それからというもの、ウォークマンやらプレイステーションやらVAIOやらWEGAやら携帯電話やら、ソニー製品を特に意識もせず、選ぶようになったような気がする。ただVAIOを買ったときは、何だ、中身は他のパソコンと変わらない、とガッカリしたものだ。それでも505ノートなどは、つい最近まで現役で使っていた。

とにかく、ウォークマンの超薄型モーターなどは、子供でもわかる「すさまじさ」があったし、ブラウン管テレビの高画質化技術なども、とにかく他のメーカーとは一線を画していてこれもすごかった。携帯電話もジョグダイヤルというメカにソニーのこだわりを感じていた。

ところが、テレビが液晶になり、オーディオは半導体ストレージが主流になり、携帯はスマートフォンが主流になるにつれて、「ソニーらしさ」を発揮できる場面が少なくなりつつあるのではないか、とも感じるようになった。ソニーがこれまで作り上げてきたものは、ローテクの職人芸であったと思う。それが、マイコンやカスタムチップ、MEMSなどの半導体技術の亢進によってどんどんと見せ場を失いつつあるように感じる。日本人の持つ器用さと技術へのこだわりといった良さを感じられるものは、きっと使うほどに満足できるものだろう。そんな気持ちにさせてくれる商品を、これからも期待したい。



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