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2008年10月05日 (日) | Edit |
秒速5センチメートル 新海誠

「雲のむこう、約束の場所」がなかなかすてきな作品で、その後
「イースII」のオープニングを手がけていたのが新海さんだった
ことを知り、「ef -a fairy tale of the two-」のオープニング見たさ
にソフトを買ったりしてきました。

今回テレビで最新作を見ることができましたので、感想を書きます。

感想。

まずもって、その映像のクォリティに圧倒されます。
ハイビジョンテレビを買ってよかった!と思いました。

作品は三部作で、小学生の頃に知り合った遠野貴樹と篠原明里の
その後の人生を描いています。二人とも転校が多く、図書館で過ごす
ことが多かったことから、お互いにしかわからない気持ちを共感できる
存在として意識し、やがて迎える別れに対しても、文通によって
気持ちをつなぎ止めることができたのでした。

そして、貴樹は雪の日に東京から岩舟(両毛線佐野の一駅東京寄り)
まで明里に会いに行きます。雪のせいで電車は遅れましたが、
明里はずっと貴樹のことを駅の待合室で待ち続けていたのでした。

やがて、貴樹は種子島へ引っ越します。同じ学校でサーフィンを趣味
とする少女、澄田花苗は貴樹に気持ちを伝えたいのですが、なかなか
言い出すことができません。当の貴樹は種子島ということもあり、
宇宙開発に夢を馳せ、どこか遠くの惑星で地球を眺めている情景を
いつも頭に思い浮かべていました。そして彼の隣には、明里がいつも
いたのでした。ある日、半年ぶりに波に乗れた花苗は貴樹に告白
しようとするのですが、貴樹の遠い目を見て、貴樹が自分のことを
見ていないことをしっかりと受け止めるのでした。

と、ここまではなかなか良いストーリィなのです。
ケータイで小説(詩)を書いては消すという、貴樹の鬱ぶりにも同情できる
範疇にあったわけです。でも、あれ?文通は?

そして。

運命の三作目。ここでやっとオープニングが流れます。
なんか、展開がefみたいです。

この作品。一作目からのダイジェストと、これからの二人が
走馬燈のように次々と流れていき、なかなかの演出なのですが
内容がスサマジイ。

まず、貴樹。SEになっちゃってます。
あれれ?宇宙開発は?しかも会社を辞めたといっているし・・・

明里。結婚するために上京するようです。
「彼」ってもちろん貴樹のことだよね?

ところが、貴樹には三年間つきあっていた彼女がいるという話・・
その彼女のセリフ「1000回メールしても、心は1センチしか
近づけなかった」。貴樹は明里の気持ちを捨てきれなかった・・・
ってあれれ?

もうこのへんでパニックです。
明里の結婚相手は全然違う男性だったし。
貴樹は憂鬱な生活を送っている・・・。

極めつけは、明里と貴樹が小田急線の踏切で再会するシーン。
貴樹は明里が振り返ってくれる。そう期待していたのに、
明里はちらっと振り返っただけで、もうそこにはいない。

うーーーーん。
なんなんだ、この後味の悪さは。

結局、男はずっと気持ちを引きずっていて、
女は気持ちを切り替えて生きていける、
ということを描きたかったのではないかという印象でございます。

そうえいば、二作目の花苗が貴樹と分かれた後、
坂道をスクーターで上がっていくシーンがありました。それまでは
下っていくシーンだったのですが、これは貴樹への思いを断ち切って
前向きに生きていくことを暗示しているのだと思いました。

それにしても、前半2作だけなら希望をもって残りの人生を
生きていこう、という勇気もわいてくるのですが、
三作目は、夢も希望もない現実を突きつけられているだけのような
印象で、これはちょっとどうなんだ、というのが感想です。
とくに十代の方は三作目は見ない方がいいと思います。

どこまでも細かく描き込まれた背景、それがセルに対しても
同じような情報量を誇っており、カット割りも非常に素晴らしい
のですが、ストーリィが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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