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2008年01月27日 (日) | Edit |
今日はHDDビデオに溜まっている番組を消費、
ということで押井守監督の「イノセンス」を観ました。
「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の第二作です。

一言で言えば、『人は何故人形を必要とするのか』という
禅問答。ドラマティックだった前作と比較すると哲学的面
が表に出て(出過ぎて)いる印象です。

人々が電脳化によってネットワークと常に接続されている
未来。そして主人公バトゥーは人と人形の狭間を生きる
サイボーグ捜査官。そんなバトゥーは、暴走し破壊されても
何も語らないアンドロイド、祭礼で焼かれる人形たち、
死して人間を超越したと自惚れるハッカーなどを目の当たりに
しながら人が人形に託した想いを感じ取ってゆきます。
映像とわずかな科白だけで観客に訴えるため、
なかなか理解することが難しい映画だと思いました。

さて。
この『電脳化』ですが、近い将来現実のものとなるので
しょうか。首筋にプラグをつけ、映像や音声を自らの
体験とする、他者の五感をハッキングする、などなど。

現在その末端となる技術が現実化されつつあります。
人工視覚(東工大)
http://www.io.mei.titech.ac.jp/research/retina/index-j.html
人工聴覚(電通大)※神経インタフェースではない
http://www.bio.mce.uec.ac.jp/research/sense.html

記憶への人工的な介入といったことはまだまだ実用化
できていないようですが、当面は失われた機能の再建
という目的のために開発されてゆくことでしょう。

面白いのは、やたらと孔子や聖書の言葉が引用されて
くること。これって別にその通り記憶しているわけでは
なくって、単に脳内で検索エンジンを使って検索して
いるだけだということ。でもあやふやな記憶を頼りに
口に出すよりも、びしっと決まるかもしれませんね。

草薙素子がやっぱり登場しました。人形をハッキングする
形で一瞬だけ。そして主人公のピンチを救ってくれます。

さて。
押井守作品を観るようになったのはつい最近のことです。
それというのも、今夏に私の好きな森博嗣原作の
「スカイ・クロラ」が押井氏によって映画化されるためです。
大抵映画化されると原作のイメージが損なわれ、がっかり
することが多いので、あらかじめ雰囲気を掴んでおこうという
コンタンです。

今日観た「イノセンス」の雰囲気からいえば、美しい映像
(でもCGとセルのマッチングがイマイチでした)が期待
されますが、登場人物が動いてくれるのかどうか、そこが
ちょっと不安です。映画の印象が「犬と人形」でしたからね。
しかし「スカイ・クロラ」じたいが淡々とした展開なので
そういう意味では押井氏向きの題材なのかもしれません。
そして主人公、草薙水素(スイト)の名前は、はたして
草薙素子からインスピレーションを得たものなのか、
それとも確信犯だったのか・・・どこかで森先生が告白
していただける日を待ちたいと思います。



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