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2005年12月21日 (水) | Edit |
『猫は密室でジャンプする』 柴田よしき 光文社文庫
読了。

 『風精(ゼフィルス)の棲む場所』にひきつづき、柴田よしき作品。
風精~に登場する小説家、浅間寺(せんげんじ)先生と愛犬サスケも登場。
この人たちの知り合いである、女性小説家の『同居人』と飼い猫
『正太郎』が今回の主人公である。否、主人公はズバリ正太郎である。

 この『正太郎』、表紙を見る限り、なごんにそっくり。
なごんは口と鼻のまわりも白いんだけれども。まぁとにかく、それだけで
親近感が沸くというものである。うーん、親ばかだなぁ。

 さて、本題に入ろう。『猫密室』は短編集である。本を開くまで
気づかなかった。しかも正太郎の登場シーンからはじまると期待して
いたのに、見事に裏切られた。こう書くと、実に巧妙なミステリなの
かと思われるだろうがそうではない。じつは単に前作が存在していた
というだけである。(『正太郎の冒険マルイチ※機種依存文字対策』
などというまぎらわしい副題をつけないでほしいものだ。)

 内容は猫の正太郎から見た視点、外部から正太郎を猫として見た
視点という外と内の視点でそれぞれの作品が描かれていて、まるで
一粒で二度おいしいアーモンドグ○コである。けっこうシュールな
作品なのに、正太郎の存在だけでマイルドな味つけになっていたり
するから不思議だ。舞台が京都、滋賀といった身近な土地なので
さらに親近感がわく。京都のB級グルメめぐりなんていうのも
面白くためになった。また本格的な推理小説もあり、あぁ、これは
推理小説だったのかと思い出させてくれる。まぁ、正太郎の登場
をあれやこれやと楽しむにはうってつけ(最近使わないように思う)
である。猫好きにはおすすめですよ。
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